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この場所にこだわった理由

以前に私が父に手紙を書いたことがあります。
教室を開きたいと思った場所は、鯖江市の私の実家で父が洋服・呉服のお店をしていた場所です。
当時、父の許可をもらって開業したかったのですが、父は認知症になってしまっていました。
それで私は、父宛に手紙を書きました。
2020年2月に父は亡くなりましたが、今も同じ想いで営業しています。

◆◆◆以下、父への手紙の内容です(平成31年1月2日記)◆◆◆

お父さんへ

お父さん、今、私は、本当に幸せです。心の底から幸せです。
お父さんとお母さんが、私を大事に大事に育ててくれて、いっぱい愛情を注いでくれたから、まっすぐな気持ちのまま大人になることができました。
お父さんは、私の知っている限り、決して怒鳴ったりとか、イヤなことがあっても、人に当たったりすることはありませんでした。
そして、冗談をよく言って、人を笑わせて場を和ませることに長けていました。
だから私も、お父さんのように周りの人を和ませて、明るい気持ちになってほしいと思って、日々過ごしています。
子供のころの写真を見ると、いろんなところに連れて行ってもらって、たくさんの思い出があります。
6人兄弟の5番目として生まれ、兄弟げんかも子供のころはしょっちゅうで、揉まれたおかげで、たくましく育ててもらったと思っています。
10人家族で家族との思い出もバラエティで、つながりも多くて本当に幸せです。
6年前にお父さんは急に倒れて、寝たきりになり、家を離れてしまって、店も閉店せざるを得ない状況になり、お父さんにとってどんなに心残りだったかと思っています。
だから、お父さんの建てたあの家で、私はお父さんのように商売をしていきたい、お父さんの背中を見て育ったから、お父さんのようにたくさんの人と笑って過ごせる場所にしたいと思いました。
お父さんは、人を繋げることもしていましたね。仲人として、たくさんの夫婦を誕生させました。
今は空いてしまったお店の場所を、再び大勢の人が集まる、にぎやかな楽しい場所にしたい。
お父さんが商売をしていた頃のように、「笑顔あふれる場所」にして、「人と人がつながる」ような場所にしたいと思っています。
お父さんの分まできっと、素敵な場所、みんなが幸せになる最高の場所にします。
だからこれからも安心していてくださいね。

 高橋 さち